院試の筆記試験の雰囲気、注意点などを挙げておきます。
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院試の雰囲気
大学受験は普通、同じ教室に知り合いなんてそんなにいませんよね。静まり返って、張り詰めた空気です。
一方、院試は、どこの大学でも内部生が結構会話しててやや賑やかです。
また、うるさい奴もいます。
1科目終わるたびに、「楽勝!」「満点かも」とか大声で言って、他の受験生を威嚇します。
まあ、そういう人は本当に余裕で受かってるのかも知れませんが、このブログで散々お伝えしてきたように、みんなそんなに準備してきてないので、ヒヤヒヤしながら受けてます。
なので、あまり気にせず、簡単な問題を探して解くこと、時間がかかりそうなものは後回しにすること、何度も見直しをすること、答えが出せなくても、「こうすればいい」と考え方を書いておくことなど、自分の力を出し切ることに集中しましょう。
問1で諦めるな
過去問を解いていて、1つ気づきました。
前から薄々そう思ってたことですが、(1)だけやけに難しい問題がたまにあることです。
普通は試験が始まったら、まず易問を探します。
なので、(1)が解けなかったら、普通はこの問題は諦めて、他の選択問題にいくでしょう。
ですが、(2)以降は意外と簡単で、(1)以外は完答できる問題が結構あります。捨てるのは早いです。
他の問題に行く前に、(2)を解いてみましょう。せっかく問題設定を頭に入れたんですから。
他の問題に飛んだら忘れてしまいます。非効率です。
あと、(1)で何かを証明させて、それを(2)以降で使うパターンが結構ありますが、(1)が解けなくても、「解いた体(てい)」で(1)の結果を使ってもいいと思います。
「(1)の結果より~」みたいな感じで。
これ、減点される場合もあると思いますが、教授によってはされないかもしれません。何もしないよりは断然マシです。
(1)には気をつけましょう。
計算ミスが命取り
東大/東工大/阪大の問題を解いてみて感想ですが、どこの大学も似たような問題ばっかりですね。
東大しか受けないという人でも、他大の問題は補充用におすすめです。
あと、どこの大学もほとんど難易度かわりません。
ほぼ教科書レベルか、少し毛が生えた程度。難易度が変わらないとすると、ランクの高い大学ほど合格ラインが高いんでしょう。
そうすると一番怖いのは計算ミスです。
案外、東大の内部生が落ちるのは計算ミスのせいかもしれません。
本番では見直しの時間を十分に取りましょう。検算できるものはしましょう。
ちなみに私は本番で、ア~オの記号を並べ替える問題で、解答欄に1つずつずれて記入し、その部分全問落としました。
気をつけましょう。
易問を選ぼう
情報系の大学院入試に限定した話です。
情報系では、数式使う系の問題(通信理論、信号処理、情報理論、複素解析など)と、数式使わない系(プログラミング、アルゴリズム、OS、論理回路、数理論理学、グラフ理論、オートマトンなど)が出題され、選択問題になります。
お気づきの方も多いかもしれませんが、
数式使わない系の方が比較的簡単です。
プログラムが苦手な方で、院試で結構苦戦した人って多いです。
私は、やりたい研究が数式使う方だったので、そっちの勉強を主にしていたのですが、東工大院試のとき、数式系の問題が激ムズだったので、プログラミング系の問題に切り替えました。プログラムは得意だったので簡単でした。
しかし、プログラムが苦手だとこの作戦が取れません。大分苦戦します。
今さらプログラム?っていう方も多いと思います。
プログラムはできるようになるまで結構かかります。
なので、OSとか論理回路とかオートマトンとかグラフ理論とか、プログラム以外の科目の勉強もしておいた方がいいです。
そんなに時間かかりません。
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